音楽詩劇研究所代表。1975年生まれ。早稲田大学第一文学部仏文学科卒業。在学中から音楽活動をはじめ、作曲家、演出家、コントラバス奏者として活動。身体性、演劇性を伴う演奏で知られる。ダンス・演劇・音楽劇、朗読など、120作ほどの舞台作品の音楽監督、作曲を手掛けた。ポリフォニーと即興性を共存させる作曲手法を用い、日本語の音韻を重視した歌唱を中心とする、音楽劇の作曲を専門とする。
海外でのプロジェクトも多く、特に2010年代よりトルコ、ロシア、 ドイツでの様々なプロジェクトに主要メンバーとして参加。アジアとヨーロッパの境界線上からアジアを再考することで、新たな視座を得て、2015年に音楽詩劇研究所を設立。各地のフォークロア、少数民族文化、ディアスポラに着目し、2024年までに、多言語が響き合う4作の(ユーラシアンオペラプロジェクト)を制作、作、演出、作曲。
2022年にはそれらの活動をまとめた、著書『ユーラシアの歌-原郷と異郷-』(ぶなのもり)、韓国、ロシアの歌手を擁する二作のCD『HOMELANDS』『STRANGELANDS』(BishopRecords)を発表。
2024年には代表作の一つ、『捨て子たち星たち2023』(演奏:みのりて)が、NHKラジオ「現代の音楽」で放送。作・演出のユーラシアンオペラop.4『黒潮の子』が、2024年度国際交流基金国際共同制作事業に採択され、日韓台の演奏家、パフォーマーにより上演された。
2015年に、東京の劇場シアターχ(カイ)で、河崎純を講師とする同劇場の研究所(ゼミ)の一つとして発足。埋もれた音楽資源の水脈を求めながら、新たな詩劇の創成を試みる。ユダヤ人詩人パウル・ツェラン、ベルトルト・ブレヒトの詩を歌に再現して構成する詩劇『捨て子たち星たち』に続き、中国の女性作家、遅子建による中露国境の少数民族の生活史を描く小説に着想を得た『終わりは いつも終わらないうちに終わっていく』(タデウシュ・カントール生誕100年記念祭)を初演。
任意団体として独立し、2016年に同作をベースにアルメニア(国際演劇祭HIGHFEST) 、ロシア公演。歌を主軸に、舞踏や、即興、日本やアジアの伝統芸能、西洋の現代音楽に精通するメンバーが、各地のフォークロアを遡って創作する『ユーラシアンオペラプロジェクト』を開始。2017年は「バイカル・黒海プロジェクト」として、ロシア、ブリヤート共和国、ウクライナ、トルコで現地のアーチストとコラボレーションを行った。
2018年にはその各地から4人の歌手を東京に招聘し、Op.1『Continental Isolation』として集大成。独自のポリフォニー合唱を用いた音楽劇は、〈 北東アジア版マジックリアリズム〉とも称された。
2019年は、「トランス・ステップロード(草原の道)プロジェクト」として、カザフスタン、タタールスタン共和国、ロシアで公演、ワークショップを行う。そのリサーチとコラボレーションをふまえ、Op.2『さんしょうだゆう』を、カザフスタン 、韓国(PAMS国際舞台芸術フェスティバル/国際交流基金ソウルセンター主催)で上演。朝鮮半島からロシア、中央アジアへ離散したディアスポラの来歴に、日韓の口承伝統芸能を重ねた。同年には、声の表現の新しい領域をひらく、つむぎね(作曲家/宮内康乃)、シルクロード能楽会(演出家、能楽師/今井尋也)を招き、フェスティバル『東方声聞録』を開催。『古譚』(原作:中島敦)を上演。
「コロナ禍」期には、創作の場を海外から身近な場所へと移し。主宰の河崎が幼少より住居する埼玉県川口市、蕨市周辺の海外移住者との交流から新作を構想。
2022年、なかでもトルコから移住した、法や国際関係において不自由な立場にある「在日クルド」人とともに、韓国伝統音楽「正歌」、台湾原住民の出自を持つ歌手をソリストに迎えOp.3『A Night The Sky was Full of Crazy Stars(狂ったように目覚めて)』を、埼玉で上演。
2024年、国際交流基金共同制作事業として採択され、日韓台のアーチストとのコラボレーションによる、河崎純(音楽詩劇研究所)xチョン・ウォンキ(韓国)『黒潮プロジェクト台湾-与那国-済州』を主催。日本最西端の与那国島出身の俳優、映画監督の東盛あいかをメインキャンストに、Op.4『黒潮の子』を沖縄、東京で上演。ディアスポラ文化と国境を越えた海洋文化をテーマに、台湾・与那国・済州島の海流の交流や悲劇、離島の失われゆく民謡やフォークロアに着目し、これまでにない観点から、東アジア発の新たな音楽劇の可能性を提示した。
(一般社団法人)音楽詩劇研究所 公式ホームページ
[コントラバス奏者として]
吉沢元治、齋藤徹に師事。ライフワークとする自作、即興、編曲による無伴奏ソロにより、朗読、演劇、ダンス、朗読を中心に多くの舞台音楽も創作。ソロ代表録音作は『左岸/右岸』(2003)、『ビオロギア』(2011)。
アンサンブルでは即興音楽のセッションや歌唱との共演を行ってきた。とくに長く継続したユニットは、作曲家、ヴォーカリスト国広和毅ミュージックグループ「ダた」(1997~)、バンド「マリア観音」(1996-2001)、ヴォーカリスト柴田暦とのデュオ「uni-marca」、即興音楽アソシエーション「EXIAS-J」、作曲家今井次郎(時々自動)、国広和毅との「aujourd'hui il fait beau」、ギタリスト小沢あきとの「ブレヒトとロルカ」、ロシアの貧民や囚人やロマなどアウトカーストの俗謡を原語で歌う歌手石橋幸「私の庭」、打楽器、石塚俊明、舞踏の亞弥、書のMama-kingとのカルテット、。
海外における代表的な参加作品は、国際交流基金主催事業、日本・トルコ現代音楽制作プロジェクトによる『sound migration』、故西川千麗氏の創作日本舞踊の数々の作品、、ドイツにおける、作曲家マーク・シナンとドレスデンシンフォニカの中央アジアテュルク族の叙事詩を音楽劇『デデコルクト』(2013~)、トルコの振付家アイデン・テキャルによる身体と楽器の関係を構築する異色ソロパフォーマンス作品『db=II=base』など。ロシア、ウクライナ等の前衛的音楽家やフォークロアミュージックの歌手や演奏家と積極的に交流し、さまざまなプロジェクトを行ってきた。伝統的叙事詩を歌う、トルコのクルド人歌手、研究者であるセルダル・ジャーナンとの共同作業も現在に継続する。
【自身の作曲について】
私の作曲は 、歌の創作、あるいは、歌の生まれる音空間の創出だと思っています。
それは「架空の民謡」のようかもしれない。しかし、そのような歌を作ったとして、それが成立する場はあるのだろうか?それはむろん、コンサートホールでもなくカラオケボックスでもなく、インターネット上のヴァーチャルな共同体でもなく、かつての血縁・地縁の共同体は望むべくもなく、望みもせず、さていったいどこにあるのだろうか。その実践の場が演劇をはじめとする舞台芸術の創作現場でした。
それを探すことから始まった、自身の作曲の来歴を振り返ってみます。→
2025
【作曲・音楽監督】(音楽劇)ライフアートユニオン『メディア能』(原作:エウリピデスほか/演出:今井尋也) 越境する能の現在/代々木能舞台
【作曲・音楽監督】(音楽劇)ライフアートユニオン『メデアイアマシ-ン』(作,演出:今井尋也)創作能「世界神話」上演プロジェクト/EARTH +GALLERY
【作曲・音楽監督】(音楽劇)ライフアートユニオン『隅田川』(謡曲:「隅田川」演出:今井尋也) 越境する能の現在/梅若能楽学院会館
【独奏】(ダンス)『ウェンウェアダンス』(振付:山崎広太)Whenever Wherever Festival2025/リーブラホール
【独奏】(ダンス)『View View しんばしばしばしんばし View』(振付:山崎広太)Whenever Wherever Festival /SHIBAURA HOUSE
2024
【作、演出・作曲】(音楽劇)音楽詩劇研究所ユーラシアンオペラOp.4『黒潮の子』国際交流基金共同制作『黒潮プロジェクト台湾-与那国-済州』/那覇テンブスホール、日暮里サニーホール
【音楽監督】(音楽劇)石橋幸ロシアアウトカーストの歌『僕の呼ぶ声』/紀伊国屋ホール
【演出・作曲】(音楽劇)宮沢賢治とクルドの歌『春と修羅 Bihar u Asura(ブハル ウ アシュラ)』セルダル・ジャーナン来日企画2024
/シアターX
【構成】音楽詩劇研究所『音nity on the 船劇場』/横浜ボートシアター
【作曲】『或る日のヨハン-南洋編』(メゾソプラノ,フルート,チェロ,ギター)/バッハ祭り2024夏/横浜エアジン
【構成】音楽詩劇研究所 『CHE ★ SILENCIO(やぁ!沈黙) 』/公園通りクラシックス
2023
【作曲】『捨て子たち星たち 2023 』日本現代音楽協会〈現音 Music of Our Time2023〉ペガサス・コンサート Series Vol.V/初台オペラシティ
【音楽監督】(音楽劇)石橋幸/ロシア・アウトカーストの歌『僕の呼ぶ声』/紀伊国屋ホール
【作曲】(ダンス・新内節)よしプロ『明烏夢泡雪in 明日館』/自由学園明日館
【作曲・独奏】(舞踏)Japan-Taiwan Butoh Dance Exchange (大倉摩矢子・辻たくや)/テルプシコール
2022
【作曲・音楽監督】(演劇)ドナルカ・パッカー ン『オッペケペ』(作:福田善之 演出:川口典成)/萬スタジオ
【音楽監督】(音楽劇)石橋幸ロシア・アウトカーストの歌『僕の呼ぶ声』/紀伊国屋ホール
【作,演出・作曲】音楽詩劇研究所『響き合う東アジアの歌声』/もりおか町家物語館 浜藤ホール
【作,演出・作曲】音楽詩劇研究所 ユーラシアンオペラOp.3『A Night The Sky was Full of Crazy Stars 』/アプリュス芝・Shibaura House
【独奏】(舞踏)間島秀徳展『龍が、見える』with大倉摩矢子/新宿ギャラリー絵夢
2021
【音楽監督】(音楽劇)石橋幸/ ロシア・アウトカーストの歌『僕の呼ぶ声』/紀伊国屋ホール
【作曲】『春風馬堤曲(与謝蕪村による18の曲による詩劇)』(メゾソプラノ,クラリネット,マリンバ,コントラバス,打楽器,ピアノ) /vocalconsort initium わからないフェス/府中の森芸術劇場ウィーンホール
【作曲・演奏】(舞踏)亞弥ソロ舞踏公演『raziko』/テルプシコール
2020
【独奏】(落語)『一日遅れのメリイクリスマス』(原作:太宰治 脚色:林家彦三)/文壇バー「風紋」回顧〜「明日會」/自由学園明日館
【独奏】(朗読)ウェールズ短編小説集『暗い世界』/ココシバ
【作曲】『夜半楽/春風馬堤曲(与謝蕪村による18の曲による詩劇)』(メゾソプラノ,ピアノ,エレクトロニクス)/【vocalconsort initium ; online concert】initium ; auditorium オープニング企画 遷-transition-
【構成,作曲】(映像)音楽詩劇研究所「さんしょうだゆう in Tokyo ver.1」
2019
【音楽監督】(音楽劇)石橋幸ロシアアウトカーストの歌『僕の呼ぶ声』/紀伊国屋ホール
【独奏】(ダンス・書道)『書を紡ぐ・呪文を紡ぐ 濱崎道子展』/ストライプハウス
【作,演出・作曲】音楽詩劇研究所『古譚』(原作:中島敦・ル・クレジオ)/フェスティバル「東方声聞録」主催:音楽詩劇研究所 助成:東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京/ハーフムーンホール
2018
【作,演出・作曲】(音楽劇) ㈱BF.REC 空中ヨガ『西遊記 TENJIK TENJIK』(原作:中島敦)/タタミスタジオ
【作曲】(演劇)朗読者公演in 鎌倉『天守物語』(作:泉鏡花)/鎌倉極楽寺
【作,演出・作曲】ユーラシアンオペラin 岩手『中央アジアからの声が響(サインホ・ナムチラクfrom トゥバ共和国)』/もりおか町家物語館 浜藤ホール
【作,演出・作曲】音楽詩劇研究所ユーラシアンオペラ『CONTINENTAL ISOLATION』/助成:東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京/座高円寺2
【音楽監督】(音楽劇)石橋幸ロシアアウトカーストの歌『僕の呼ぶ声』/紀伊国屋ホール
【作曲・独奏】(演劇)朗読者in kawaguchi『詩人の生涯』(作:安部公房)/川口KAFギャラリー
2017
【音楽監督】(音楽劇)石橋幸ロシアアウトカーストの歌『僕の呼ぶ声』/紀伊国屋ホール
【作,演出・作曲】(音楽劇)空中ヨガ『西遊記 TENJIK TENJIK』/タタミスタジオ
【作,演出・作曲】音楽詩劇研究所『春香伝考』(原作:韓国伝統芸能「春香伝」)/ 公演通りクラシックス
【作曲】(演劇)饗宴ロウドクシャ―泉鏡花・小泉八雲が描く文豪怪談―『怪談夜宴』(フルート)/国登録有形文化財旧田中家住宅
【作曲】『牛久きおくうた』慶應大学ABR日本演劇学会全国大会,カルチュラルタイフーン/慶應大学・早稲田大学
【作曲・演奏】(演劇)朗読者公演『刺青』(原作:谷崎潤一郎)/木まつり夏/ 新木場 妙壽寺猿江別院本堂
【作,演出・作曲】(音楽劇)立教大学文学部演習外部発表『和人のユーカラ・楢山節考』(原作:深沢七郎)/楽道庵
2016
【作,演出、作曲】(音楽劇)空中ヨガ『西遊記 TENJIK TENJIK』/タタミスタジオ
【作曲・構成】(演劇)朗読者 in KAMAKURA Vol.2『鏡花語り 清方描く ―ふたりの鎌倉物語―「星あかり」(作:泉鏡花)』(ヴァイオリン独奏) /鎌倉芸術祭参加企画/極楽寺殿
【作曲・パフォーマンス】(美術)シンプル組合展(from ドイツ)『シンプルな呪い』/大阪 パンタロン
【作曲】(人形劇)糸操り人形 実験劇 vol. 1『冥途』(原作:内田百閒)/プロトシアター
【音楽監督】(舞踏)亞弥表相標本箱Ⅱ 舞踏作品『死の棘』(原作:島尾敏雄)/キッドアイラックホール
【演出・作曲】(音楽劇)立教大学文学部演習外部発表『古譚』(原作:中島敦)
【構成・作曲】Ayumi Paul Violin コンサート『for Paul Ayumi』(ヴァイオリン,ヴォーカル)/シアターX
【作曲・演奏】(演劇)朗読者『件』(作:内田百閒)/土方巽1960 しずかな家Ⅱ/横浜 東福寺境内
2015
【作、演出・作曲】(音楽劇)空中ヨガ『西遊記 TENJIK TENJIK』/タタミスタジオ
【作曲】『橋の中間で』(ヴォーカル,コルネット,コントラバス)(詩:キルメン・ウリベ バスク語翻訳:金子奈美)
【構成、演出・作曲】(音楽劇)音楽詩劇研究所『捨て子たち星たち』/タデウシュ・カントール生誕100年/シアターX
【作、演出・作曲】(音楽劇) 音楽詩劇研究所『終わりはいつも終わらないうちに終わっていく』(原作:遅子建「アルグン川の右岸」) タデウシュ・カントール生誕100年/シアターX
【作曲】『件』(ヴァイオリン独奏組曲)/川口アートファクトリー
【独奏】(インスタレーション)さいたまミューズフォーラム『きがわりをきがえる』(文化庁 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業) /川口アートファクトリー
【音楽監督】(ダンス)エアロヨガ/響きプロジェクト『深海と音』/㈱BF.REC /キッドアイラックホール
【音楽監督・作曲】(音楽劇)Yプロジェクト『愛の門』(作、演出:今井尋也)/大和田伝承ホール
【作,演出・作曲】(音楽劇)立教大学文学部演習外部公演『橋づくしだよ!歌合戦』(テクスト:近松門左衛門,ホメロス,カフカ,ブレヒト)/タタミスタジオ
2014
【構成,演出・作曲】(ダンス)河崎純ワークショップ公演『アウステルリッツフラグメンツ あるいは世の終わりのための四重奏曲』(原作:W・Gゼーバルト,パウル・ツェラン)/楽道庵
【作曲】「迫奏(ストレッタ)」(ヴォーカルカルテットの群読)(テクスト:パウル・ツェラン<訳詞>)
【共同創作】Khkhs『Momotaro』(原作:芥川龍之介)/森下スタジオ
【音楽監督】(パフォーマンス)エアロヨガ/響きプロジェクト『海を見たことがなかった少年』(原作:ル・クレジオ) /キッドアイラックホール
【独奏】西川千麗3回忌衣装美術展 『舞の霊性』/京都芸術センター
【作曲・独奏】(演劇)朗読者『夜仰向けにされて』(作:フリオ・コルタサル)『羅生門』(作:芥川龍之介)/ EDITORY
【作,演出・作曲】(音楽劇)立教大学文学部演習外部公演『交響曲第16番かもめ 悲劇』(原作:アントン・チェホフ)/シアターバビロンのほとりにて
【作曲・演奏】(演劇)朗読者in Kwaguchi 『冷めない紅茶』(作:小川洋子)/川口市立並木公民館
【音楽監督・作曲】(音楽劇)Yプロジェクト『地獄門』(作,演出:今井尋也)/大和田伝承ホール
2013
【作曲・独奏】(舞踏)小林嵯峨舞踏公演『短夜』/キッドアイラックホール
【作,演出・作曲】(音楽劇)立教大学文学部外部発表公演『ブレヒトオラトリオ』/PIT北区域
【共同作曲】(ダンス)千麗舞わない夕べ『或る日のルソー~「孤独な散歩者の夢想」より~』/京都府民ホールALTI
【音楽監督・作曲】(人形劇)江戸糸あやつり人形座『マダム・エドワルダ 君と俺との唯物論』(原作:ジョルジュ・バタイユ)/ザムザ阿佐ヶ谷
【作曲・独演】(パフォーマンス)『db=II=base』(振付:アイディン・テキャル)日本公演/東京芸術見本市TPAM出品/助成:セゾン文化財団、アサヒビール助成/BankArt・森下スタジオ
2011
【音楽監督・作曲】(演劇)普通劇場『じぱんぐ零年』(演出:大岡淳)/CANVAS
【構成・作曲】(パフォーマンス)いまからここで7『into ソゴモンソゴモニアン』/アップリンクファクトリー
【作曲・独奏】(演劇)朗読者『一千一秒物語』(作:稲垣足穂)/川口アートファクトリー
【作曲・演奏】(演劇)近代能楽集『弱法師』(作:三島由紀夫 演出:大岡淳)パフォーミングアーツへの招待/河合塾
2009
【音楽監督・作曲】(音楽劇)市民参加オペラ『万歳横浜』(作,演出:今井尋也)/Y150横浜911シアタープロジェクト/赤レンガホール
【音楽監督・作曲】(音楽劇)メガロシアター創作オペラ 『人形人間オペラコードテト』(作,演出:今井尋也)/演劇フェスタ#01『神なき時代に…』/シアターバビロンのほとりにて
【作曲】森鴎外展のガイド映像 /県立神奈川近代文学館
2008
【音楽監督・作曲】(演劇)SPAC『大人と子供のためのハムレットマシーン』(原作:ハイナー・ミュラー 演出:大岡淳)/SPAC秋の芸術祭/静岡舞台芸術センター
【音楽監督・作曲】(音楽劇)モルタル劇場『火刑台のジャンヌダルク2008』(作,演出:今井尋也)/ 川口荒川鋳造工場
【作曲・演奏】(ダンス・朗読)『シベリヤの道化師』(原作:石原吉郎「ペシミストの勇気について」)/袋井月見の里学遊館
2007
【作曲】千麗舞わない夕、照明と音楽「モモ」(ミヒャエル・エンデ)楽曲『円形劇場または広場にて』(メゾソプラノ,トランペット,打楽器,コントラバス)/京北 千麗舞山荘
【作曲】(演劇)河合塾COSMO/パフォーミングアーツへの招待ゼミ『花』(原作:松本大洋 演出:大岡淳)/河合塾
【構成・作曲】シアターx詩の通路ゼミ『multilogue』/ 詩の通路公演/シアターX
2006
【音楽監督・作曲】(演劇・ダンス)port+portaill『コッペリア』(演出:林未知)/横浜BANKART
【構成・作曲】打落水狗『Are you sure?』(ヴォーカル,トロンボーン,ギター,チェロ,箏2面)/ / 詩の通路公演/シアターX
【作、編曲】日本チャップリン協会『コンサート現代音楽編』委嘱三作品/京都元立誠小講堂
【音楽監督・作曲】『あとからうまれるひとびとに』(原作:ベルトルト・ブレヒト「例外と原則」)//詩の通路公演/シアターX
【作曲】『ものさしのうた』(薩摩琵琶弾き語り,コントラバス,群読のための)
【作曲】(演劇)東京北区 高校演劇団公演『わすれもの』/北とぴあ
【編曲・演奏】「カミュ・クローデル展」(舞踊:西川千麗)(編曲ドビュッシー《6つの古代のエピグラフ》)/軽井沢メルシャン美術館
【作曲】(演劇)北区北とぴあNPOプラザ 北区高校生による『グスコーブドリの伝記 農民芸術概論』(作:宮澤賢治)/北とぴあ
【作曲・独奏】(朗読)河合塾COSMO パフォーミングアーツへの招待ゼミ『いちばん小さな海』(日本の近現代詩のコラージュ)/河合塾
2005
【音楽監督・作曲】(ダンス・朗読)テクストの祝祭日『私は海をだきしめていたい』(坂口安吾)『幸福を計る機械』(横光利一)(演出:大岡淳)/神田古書センター
【作曲】 『声の漬け物 谷川雁×武満徹』「谷川雁のテクストによるシアターピース」(ピアノ,サックス,クラリネット,俳優)/公演通りクラシックス
【作曲】『KNOTS』(テクスト:RD・レイン)(ピアノ4手連弾,コントラバス連弾,メゾソプラノ)
2004
【作曲・演奏】(ダンス)port+portail『あ。』/stスポットダンスラボ / 横浜STスポット
【作曲・演奏】(演劇)桐朋学園演劇科試演会『コンベヤーは止まらない』(作:八木柊一郎 演出:大岡淳)/桐朋学園
【作曲】(日本舞踊)蕾の会『明治大正ノスタルジー』(振付:西川千麗)/京都芸術センター
【音楽監督・作曲】シアターXシアターコレクティブ『溺れる市民 東京のフェルディドルケ』(作:島田雅彦 演出:林未知)/ゴンブロビッチ生誕100年祭/シアターX
【作曲】(日本舞踊)西川千麗 舞の夕べ『カミュ・クローデル』/京都府民ホールALTI
【作曲】『角笛と叫び』(原作:ミッシェル・レリス)/川口市環境センター
【音楽監督・作曲】(演劇・ダンス)port+portail『凶暴な青 改訂版』(作,演出:林未知)/シアタートラム
2003
【構成・作曲】打落水狗『教訓の再読 音楽と朗読による花田清輝』ブレヒト演劇祭/シアターX
【音楽監督・作曲】(演劇)PortB『ブレヒト演劇祭の約1時間20分』(構成,演出:高山明)シアターXブレヒト演劇祭/シアターX
【作曲】(日本舞踊)千麗舞の夕『甲斐荘楠音 未完畜生塚』 (振付:西川千麗)宮下バレー団 /京都府民ホールALTI
1999
【作曲・演奏】(日本舞踊)千麗舞の夕 西川千麗 『よだかの星』(原作:宮沢賢治)/京都府民ホールAlTI
1998
【音楽監督・作曲】(演劇)商品劇場『マデュバイ小学校奪取』(原作:H・シクスー 演出:大岡淳)/演劇祭アジアミーツアジア98/プロトシアター
2024
・【企画・構成】音楽詩劇研究所『Incredible sound vision in Seoul』国際交流基金共同制作『黒潮プロジェクト台湾-与那国-済州』/ソウル(韓国)
2019
【作,演出・作曲】音楽詩劇研究所ユーラシアンオペラ『さんしょうだゆうin 韓国』PAMS国際演劇祭/主催:国際交流基金ソウルセンター/ソウル(韓国)
【企画・構成】音楽詩劇研究所『トランスステップロードプロジェクト』タタールスタン・ロシア公演 助成:東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、国際交流基金アルマティ(カザフスタン),サンクトペテルブルグ,モスクワ,エゴフリエスク(ロシア)
【作,演出・作曲】音楽詩劇研究所『終わりはいつも終わらないうちに終わっていくwith ロシアンダンサーズ』/エゴフリエスク(ロシア)
・【作,演出・作曲】ユーラシアンオペラ『さんしょうだゆうin カザフスタン』 助成:東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京,国際交流基金/アルマティ(カザフスタン)
2017
【演奏】フェスティバル FALL UP 招聘ゲスト/イルクーツ/ロシア
【企画、演出/構成】音楽詩劇研究所 『バイカル・黒海プロジェクト』/助成:東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京,国際交流基金 /イルクーツク(ロシア),ウラン-ウデ(ブリヤート共和国),イスタンブール(トルコ),オデッサ(ウクライナ)
【作,演出・作曲】音楽詩劇研究所『終わりはいつも終わらないうちに終わっていく』 /オデッサ(ウクライナ)
【作,演出・作曲】音楽詩劇研究所『終わりはいつも終わらないうちに終わっていく』 /イスタンブール(トルコ)
【作,演出・作曲】音楽詩劇研究所『終わりはいつも終わらないうちに終わっていく』/イルクーツク(ロシア)
2016
【作,演出・作曲】河崎純 音楽詩劇公演プロジェクト『終わりはいつも終わらないうちに終わっていく』アルメニア&ロシアツアー/ 助成:国際交流基金,アーツカウンシル東京/ エレヴァン(アルメニア),モスクワ(ロシア)
2014
【ソリスト・演奏・パフォーマンス】Marc Sinan ドレスデン交響楽団/『dedekorkuto』/ファドゥツ(リヒテンシュタイン),ドレスデン,ベルリン,シュトッツガルド(ドイツ)
2012
【作曲・パフォーマンス】『db=II=base』(振付:アイディン・テキャル))AKBANK JAZZフェスティバル/セゾン文化財団,アサヒビール助成/イスタンブール(トルコ)
2010
【演奏】国際交流基金主催 日本トルコ現代音楽共同制作『sound migration』/イスタンブール,イズミル(トルコ),カイロ(エジプト),ブダペスト(ハンガリー)
【演奏】ロシアアウトカーストの唄 石橋幸コンサート /モスクワ(ロシア)
【作,演出・作曲】『砂の舞台』国際交流基金モスクワ主催/モスクワ(ロシア)
2008
【演奏】国際交流基金主催 グループBAKKロシア・東欧公演/ モスクワ,サンクトペテルブルグ(ロシア),キエフ(ウクライナ),カウナス,ヴィリニュス(リトアニア)
2007
【作曲・演奏】千麗舞の夕 西川千麗『カミュ・クローデル』/ローザンヌ(スイス),パリ(フランス)
2004
【演奏】EXIAS-JフェスティヴァルINSTAL/ グラスゴー(スコットランド)
【演奏】EXIAS-Jツアー/ヴィリニュスアルjazzフェスティヴァルハンゲリスクjazzフェスティヴァル,実験音楽祭/ペテルブルク,モスクワ,アルハンゲリスク(ロシア)、ヴィリニュス(リトアニア)
2003
【演奏】EXIAS-J ニューヨーク他アメリカ東海岸ツアー/ニューヨーク,ボストン(アメリカ)
【演奏】EXIAS-J 台北FORMOZDFESTIVAL/ 台北(台湾)
2001
【作曲・演奏】『よだかの星』再演 日本舞踊 西川千麗 / ワルシャワ,プワツク(ポーランド)
2000
【作曲・演奏】千麗舞の夕 日本舞踊 西川千麗 『よだかの星』(原作:宮沢賢治)クラクフ(ポーランド)
実務活動を踏まえ、教育分野でも活動。大学、一般向けのレクチャー、ワークショップ、対談イベント等も多く行っている。近年では、FM Tokyo(ラジオ)、琉球朝日放送(テレビ)など各種メディアに出演し、特番、特集コーナーで音楽詩劇研究所の「ユーラシアンオペラ」について紹介した。
講義等での主なテーマは、音楽史概論(西洋古典、ポピュラー、世界各地の民族音楽)、移民文化の現在から見つめる多文化共生の可能性、演劇と音楽の関係。人文知を横断する創作経験に基づきながら、音楽文化の過去、現在、未来に新たなパースペクティブを投げかけている。
立教大学文学学部文芸思想学科では、舞台創作芸術創作も実践し。5年間に渡わたり各期の最終授業で発表。有志参加者による学外公演も指導。 慶應大学文学部社会学科では、社会と芸術を繋ぐ創作の実践例を、特別講義等にて紹介。大学以外にも、不登校小中学生のための地方公共施設、高校中退者の大学受験予備校、通信制高等学校を中心に、小論文指導、対話や雑談から創作に発展させる応用演劇の手法を用いたワークショップ的創作もライフワークとして行う。
2024
【講義】テンプル大学日本校 特別講義(英語)
2023
【講義】テンプル大学日本校 特別講義(英語)
【トーク】『クルドのうた ―原郷を訪ねて―』上田惠利加+河崎純(アンテナブックカフェ・ココシバ)
【レクチャー】詩のカイ第14回『ユーラシアの歌と詩』/シアターX
【トーク】書籍『ユーラシアの歌 原郷と異郷の旅』(ぶなのもり)出版記念イベント/ ゲストFUNI(ラップ)
2022
・【講義】(オンライン講座) BMIA(一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会)『オリンピア連動企画~ビジネスマンの為の音楽芸術史入門(全3回)クラシック音楽篇,JAZZ,ポピュラー音楽篇,民族音楽篇』
2021
【ワークショップ】ベルリンー東京実験音楽ミーティング2 河崎純ワークショップ/主催:「ベルリン・東京 実験音楽ミーティング」実行委員会 共同主催: ナヤ・コレクティブ 共催:ゲーテ・インスティトゥート東京 助成:公益財団法人野村財団,公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京/ゲーテ・インスティトゥート(東京ドイツ文化センター)
【ワークショップ】LAND FES DIVERISTY 富士 2021企画制作:NPO法人LAND FES,協力:富士市若者相談窓口「ココ☆カラ」助成,公益財団法人静岡県文化財団 ふじのくに#エールアートプロジェクト/法源寺会館
2020
【講師】戸田市教育センター不登校支援 芸術クラスワークショップ(小中学生対象)
2019
【トーク】河崎純月刊音楽通信『リュモーチナヤ』 ゲスト:北村明子(ダンサー・振付家),石橋幸(歌手,俳優),鄭梨愛(美術家),黒田瑞仁(演出家),姜信子(作家),渡部八太夫(説経祭文、山伏)RIQUO(歌手),林家彦三(落語家),青木純一(批評家),任炅娥(チェロ奏者)/ココシバ
【トーク】『トランスステップロードプロジェクト』トークイベント②ゲスト:宮内康乃(つむぎね)・今井尋也(シルクロード能楽会)
【トーク】『トランスステップロードプロジェクト』トークイベント①ゲスト:菅啓次郎(詩人、文学者)
【ワークショップ】 「舞踏マスタークラス」/助成:東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京,国際交流基金/エゴフリエスク(ロシア)
2018
【講義】慶應大学文学部 特別講義『ユーラシアンオペラ について』
【トーク】「架空の民族ナイトー地図と音楽と食卓ー」/門前仲町chaabee
【発表】慶應大学ABRカルチュラルタイフーン・カルチュラルタイフーン2019 龍谷大学
【トーク】BLUE ICE in TOKYO 2018 シベリアの音楽プロデューサーナターリア・ベンチャロヴァとのトーク&ピアノコンサート/ZIMAGINE 青山
【トーク・ワークショップ】音-nityシリーズ紹介篇,ワークショップ篇(韓国,スペイン,トルコ篇/ロシア,コーカサス,東欧篇/中央アジア,北方諸民族,北海道,沖縄篇/日本篇)/ブックカフェしばしば舎
2017
【講義】慶應大学文学部 特別講師
【発表】日本演劇学会『アートベース・リサーチと演劇』(慶應義塾大学)
【発表・演出、作曲】カルチュラルタイフーン2017(カルチュラルスタディズ学会)『牛久きおくうた』慶應大学ABR/ 早稲田大学
2016
【ワークショップ】エレヴァァン国立演劇大学(アルメニア/エレヴァン) マスタークラス
【トーク】『週刊大谷能生の仕事部屋20:ポピュラー・ソングの古層』
【講師】両国シアターX音楽詩劇研究所
2014
【ワークショップ】ブレヒトとロルカ ワークショップ / つくば 千年一日珈琲
2013
【ワークショップ】エイブルフレンドフェスティバル公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 『ヨコハマアートサイト2013』/ 象の鼻テラス
【講師】Bfrec ワークショップシリーズ『響きプロジェクト』
【講師】(有)国語専科教室 表現ワークショップ(小中学生対象)『沈黙のためのエチュード』
2014
【講師】川口市美術館アトリア/ ワークショップ(小学生対象)『海のライン』
【講師】立教大学文学部文芸思想専修(2016年度まで)
2010
【ワークショップ】岩手県盛岡市で作曲ワークショップ
【ワークショップ】リスト音楽院(ハンガリー/ブダペスト) マスタークラス
2008
【ワークショップ】グネーシン音楽院(ロシア/モスクワ)マスタークラス
【講師】袋井月見の里学遊館 音楽クラス(作曲)
【トーク】UNI-MARCA アサヒロビーコンサート、アートスクエアトークイヴェント
『ashita cafe』聴き手 小沼純一(音楽批評)/ アサヒアートスクエア
2006
【講師】シアターX「詩の通路ゼミ」(言葉・音楽・社会)
2002
【ワークショップ】シアターX『教育の家第20号上演プロジェクト』(演出:高山明)
2001
【講師】フェリス女子大学(横浜)三宅榛名クラス即興演奏ワークショップ