ドイツ文化センターでの「架空の民族音楽」ws@ベルリンー東京実験音楽ミーティング終了しました。
ダンサーの吉福敦子さん、カヤグムのスコット・ジョーダンさん、スタッフの方々にご協力いただきながら、音楽家、ダンサー、多岐にわたる様々な出自をもつすばらしい表現者の方々と音楽を創作することができました!
作曲家の足立智美さんのベルリン実験音楽シーンのレクチャーをききながら、かつて参加したベルリンでの移民をテーマにした国際プロジェクトでの創作の日々を思い出しました。そこで多くの刺激を受け、その後音楽詩劇研究所を結成し、ユーラシアンオペラプロジェクトをすすめてきました。
感染症蔓延の影響で、海外と日本を往来するようなプロジェクトを続ける困難はあります。私が暮らしている埼玉県蕨市や近隣の川口市は海外からの移民の方が多く、難民認定を受けられず、突如強制送還を命じられる恐れのあるクルド人の方々も多く暮らしています。そんな風景や現実と、ベルリンのトルコ人街などを重ねながら、ここから新しい「ユーラシアンオペラ」を創作したいと思っています。
10/31のワークショプは、その実質的な第一歩だったように思えました。初めて出会った人々が音楽や踊りを想像しながら「民族」を演じました。かりそめの「一族」は離散しましたが、またお会いし、一緒に創作できることを楽しみにしています。
みなさまありがとうございました!