ウェールズの「暗い世界」

土曜日です。ウェールズの短編小説を朗読と演奏で。ウェールズは「歌の王国」ともよばれる歌の宝庫。炭坑労働者の男声合唱がよく知られています。そんな歴史や背景も交えながら、どんなふうに小説や詩を音楽化するか、みなさまもよかったらいろいろ小説や詩をお持ち寄りください。

 

 

8/29作曲=読書:月刊 河崎純の音楽通信「リュモーチナヤ」

 

 

リュモーチナヤ(Рюмочная)はロシアの小さな大衆酒場、スタンドバーのこと。蕨市在住の作曲家、河崎純さんがゲストを交えてトークや演奏を行います。
川口、蕨からお送りする世界の音楽に訊ねる夕べ。今月のテーマは「文学」です。
ココシバでも朗読イベントを行っているなみさんをゲストにお迎えし、演奏のセッションも交えながら、「文学と音楽」をテーマに開催します。
なみさんに朗読していただく作品は河野真太郎編『暗い世界 ウェールズ短編集』(堀之内出版刊)の表題作リース・デイヴィス「暗い世界」です。イギリスを構成する4つの国の1つ、ウェールズの小説世界をつかのまお楽しみください。
河崎さんは大学では文学を専攻していましたが、「実感のない言葉の世界から離れたい」という理由で、10代の後半から音楽を始めたそうです。でも、「半ば意識的に本からも遠ざかったのに、気づいたらこれまで、作曲作品や、演劇や朗読などためにおそらく100くらいの小説に音楽をつけました。詩はもっと多いでしょう」とのこと。「詩や小説を読むことはつねに音楽と結びついています。この言葉にはどんな音楽がふさわしいのか、自然と頭の中で作曲しながら読んでいる」とも言います。
今回はそんな河崎さんの、音楽制作の裏側を語ります。短い作品や詩など、その場で音楽制作プランをたてる様子もお見せしたいと思います。コントラバス一本で実演することもできるかもしれません。どうぞ作品を持ってお集まりください。
日時:2020年8月29日(土)18:30~20:30
場所:Antenna Books & Cafe ココシバ(川口市芝5-5-13)
費用:1,500円+1オーダー
なみ(朗読家、ステンドグラス作家)

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